『地雷グリコ』:文庫化決定!遊戯のような駆け引きが熱い頭脳戦

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2026年6月文庫化『地雷グリコ』は“考えている時間”が面白い

数々のミステリ賞を総なめにした青崎有吾の傑作『地雷グリコ』が、2026年6月16日に待望の角川文庫版として発売!「ルールをハックする快感」や「相手の裏の裏をかく頭脳バトル」に興奮した人も多いはず。

『地雷グリコ』は、青崎有吾による頭脳戦ミステリー。2024年本屋大賞で第4位にランクインし、本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞など数々の賞を受賞した話題作。

本作の魅力は、誰もが知っている遊びを使いながら、息詰まる心理戦を成立させている点にある。
読み始めると止まらない。
そして読み終えたあとには、「よくこんなゲームを思いついたな」と感心させられる。

『地雷グリコ』あらすじ

主人公は射守矢真兎(いもりや・まと)。
勝負事になると異常な強さを見せる高校生だ。

本作では、

  • グリコ
  • じゃんけん
  • 百人一首
  • 神経衰弱

など、誰でも知っているゲームを使った対決が描かれる。
ただし、普通の遊びでは終わらない。

ゲームごとに独自のルールが設定され、そのルールを利用した駆け引きや心理戦が展開される。
例えば表題作「地雷グリコ」では、階段を使ったグリコに“地雷”の要素が追加される。

どこに地雷を置くか。
相手は何を読んでいるか。
その心理をどう逆手に取るか。

シンプルな遊びだからこそ、戦略の面白さが際立つ構成になっている。

『地雷グリコ』最大の魅力は心理戦にある

本作最大の魅力は心理戦である。

ゲームのルール自体は難しくない。しかし、「相手は何を考えているのか」「どこまで先を読んでいるのか」「こちらの行動をどう予測しているのか」という思考の読み合いが非常に面白い。

相手の一手を読む。その読みをさらに読む。そして、その裏をかく。
この応酬が続くため、自然とページをめくる手が止まらなくなる。

頭脳戦を扱った作品は数多いが、本作ほど分かりやすく、かつ熱量を維持している作品はそう多くない。

誰でも知っているゲームだから面白い

『地雷グリコ』が優れているのは、題材選びにもある。登場するゲームは誰もが知っているものばかりだ。
そのため、「ルールが理解できない」、「設定についていけない」ということがない。読者はゲームを覚えることではなく、駆け引きそのものに集中できる。

これが本作の読みやすさにつながっている。
ミステリーや頭脳戦作品に苦手意識がある人でも入りやすい一冊だ。

『地雷グリコ』主人公・射守矢真兎が魅力的である

主人公の真兎も魅力的だ。
一見すると天才型のキャラクターに見える。
しかし、ただ無双するだけではない。相手を軽視せず、常に相手の思考を観察している。だから勝負に説得力が生まれる。

読者も、どうやって勝つのかだけでなく、次は何を考えるのか、に興味を持つ。シリーズとして続いてほしいと思わせる主人公である。

『地雷グリコ』はLIAR GAMEやカイジが好きな人におすすめ

– 頭脳戦が好きな人
– 駆け引きのある作品が好きな人
– 青崎有吾の別の顔を見たい人
– 心理戦やサバイバルゲームに惹かれる人
– テンポよく読める小説を探している人

青崎有吾の『体育館の殺人』など「裏染天馬シリーズ」の本格ミステリとはまた違う、新たな極限の頭脳バトルが見たい人。特に『LIAR GAME』や『カイジ』が好きな人なら高い確率で楽しめる。

『地雷グリコ』を読んだあとに手に取りたい2冊

『君のクイズ』小川哲

誰もが知るテレビのクイズ番組を舞台に、一瞬の思考の火花を描いた圧倒的な知的エンタメ小説です。
「なぜ対戦相手は、まだ一文字も読まれていないクイズに正解できたのか?」という不可解な謎を論理的に紐解いていくプロセスは、『地雷グリコ』の緻密なゲームロジックを解き明かす快感と完全に一致します。脳がジリジリするようなスピード感をもう一度味わいたい方は必読です。

詳細なレビューはこちら↓

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『爆弾』呉勝浩


極限の心理戦や、息詰まるようなサスペンスに惹かれたなら、こちらの作品が間違いなく刺さる。
東京に爆弾を仕掛けた男と、警察による取調室での緊迫した頭脳バトル。相手のロジックの隙を突き、心理の裏をかき合う泥臭くも鮮烈な駆け引きは、形を変えたもう一つの「命がけのゲーム」。

登場人物たちの狂気的な熱量に圧倒されたい方はぜひレビューもチェック↓

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『地雷グリコ』シンプルなルールで楽しめる頭脳戦小説

『地雷グリコ』の面白さは、身近なゲームを高度な頭脳戦へ昇華した発想力にある。

ルールはシンプル。しかし駆け引きは奥深い。

読みやすさと知的な面白さを高いレベルで両立している。
「最近面白い小説に出会えていない」
そんな人にこそ読んでほしい一冊だ。

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