
そう、話はプロテクターで終わらないのである。
前回からの続き、フードに干渉しないフィルター探し。
ここからPLフィルターの話。
改めて断っておきますが、性能ではなく、フードの「はめやすさ」の比較です…。
需要あるだろうか…。
PLフィルターの気になるとこ
PLフィルター使うとき、フードって付けてますか?

私はあまり付けないです。光の状況によりけりですが、フィルター回しづらいので。
なので、PLフィルターに関しては、フードの付け外しを気にせず、価格と性能だけで購入しました。
が、地味にひっかかるシチュエーションを発見。
登山中、カメラをバッグにしまわずに歩くときってありますよね?
そういうときは、転倒でレンズが破損しないようにフードを付けて歩きます。
で、撮りたいなとなると、PLをぐるぐる回すためにフード外す。
↓
あー!やっぱりフードの付け外しするじゃーん!
今回は、プロテクター+PLフィルターの検証をします。
私が購入したのはこれ、marumi EXUS サーキュラーPLフィルター。
「お前、プロテクターはケンコーなのにPLマルミなの」
という声が聞こえてきそうですが、はいそうです。
透過率の高い製品の中から、手頃な価格なものを選びました。
marumi EXUS PLフィルターにした理由
PLフィルターは光の乱反射を押さえるものなので、付けるとちょっと暗く写るんですよね
山では手持ちで撮ることが多いので、できればシャッタースピード落とさずに使いたい。
そこで明るさを減退させないように作られた、高透過のものをチョイスしました。
Zeta Quint は高透過の中では値段が高め。
予算も節約したいところだったので、たまにしか付けないPLフィルターにZeta Quint の堅牢性はいらないと判断しました。
kenko Zeta Quint プロテクター + marumi EXUS PL
さて、検証しましょう。
Zeta Quintのプロテクターの上に、マルミのEXUS PLフィルターを装着!

プロテクターがレンズより引っ込んでいるせいで、PLが出てる感じに!
このために発生する問題。
真ん中の引っ込んだプロテクターに引っかかってフードが外しづらい!
私はこれをヤクルト現象と名付けることにしました。

ヤクルト現象
フィルターを2枚以上重ねたときに、レンズ側のフィルターが引っ込んでいることにより、フードの脱着時に引っかかりが生じる現象。
今後使うことはなさそうな現象です。
「バカだな~だから同じメーカーにすれば良かったんだよ」
と言われそうですが。はい、付けてみましょう。
いでよ!Zeta Quint C-PL!
kenko Zeta Quint プロテクター + Zeta Quint C-PL

なんと、同ブランドのZeta QuintのPL も、Zeta Quintプロテクターより出てるんです!
回転部分は、プロテクターと同じ幅ですが、レンズに固定する側は出てる…。
ヤクルト現象です。
こうなると、段差ができない方が外しやすいわけでして。
marumi+marumiだとどうなるのか。
marumi EXUS プロテクター + EXUS PL

レンズからプロテクター、PLフィルターまで真っ直ぐ、ツライチなんです。
引っかかりがないのでフードがスムーズに外しやすい!
marumiさん、そういうことだったのかー!
プロテクターオンリーだとZeta Quintの方が付け外ししやすいのですが、二個以上重ねてヤクルト状態になると途端に引っかかりができて外しにくい。
形を見てみる
比較してみると、マルミEXUS PLは、レンズ装着側と回転側が同じ外径です。

一方、ケンコーZeta Quint PLは、レンズ装着側がわずかに出っ張っています。

まとめ
フードの付けやすさ比較において
プロテクターのみの場合
・kenko Zeta Quint プロテクターの方が、レンズ外径より小さいので脱着しやすい。
プロテクター+PLフィルターの場合
・marumiのEXUSはどちらの外径もレンズと同じなので、marumiで揃えた方が脱着しやすい。
最後に
余談
私→ プロテクターがZeta Quint+PLがmarumi EXUS。
フィルター貸してくれた友人
→ プロテクターがmarumi EXUS+PLがZeta Quint。
収まりの悪いこと!
性能自体はどちらも大満足しています。
逆光に強く、汚れても拭き跡が残りにくいので、ますます逆光に強いです。
Zeta Quintの堅牢性も、使ってみて分かる安心感があります。
Nikon 24-70mm f2.8 VR に付けるので、やはりこのくらいのグレードにして良かったなと思っています。高透過率のPLはなかなか便利です。